会社情報
仕事が海図に残る。海底ケーブル工事のパイオニア。

株式会社関海事工業所

かぶしきがいしゃせきかいじこうぎょうしょ

  • 建設・設備工事業
  • 淡路市
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社宅・社員寮あり食堂あり制服支給あり島外転勤なし平均残業時間が月20時間以内資格取得支援制度あり高卒採用あり高年齢者雇用あり男性比率が高いみんなでわいわい作業ができるものづくり体を動かすのが好き手に職をつける企業SNSあり企業サイト・採用サイトあり島のくらしに密着
受賞実績
淡路市制15周年記念に係る一般表彰(2020年)

関海事は日本全国の離島の暮らしを守っています。離島には海底線が欠かせません。海底線には電気を送る電力ケーブル、水を送る送水管(パイプライン)、インターネットや電話などに必要な通信ケーブル等があり、これらはライフラインと呼ばれています。特殊な機械や船舶を操作しライフラインの敷設、修理、防護工事を行うことが関海事の主な事業です。脱炭素化に向け期待されている洋上風力発電施設の海底ケーブルの敷設、防護工事へ注力し社会から必要とされる企業であるよう挑戦します。

会社のこと、ねほりはほりインタビュー

人々の希望を背負った闘いの場は海の上!

ワンチームで挑む
困難の先にあるものは!?

この方にお話を伺いました

代表取締役関 勝

海底ケーブルの布設工事というのはあまり耳にしませんが、一体どんな仕事なんでしょうか?

海底ケーブルは、離島で暮らす人々に電気や通信、水を届けるために布設されています。発電所や電波の基地局、浄水場がない離島には、この海底ケーブルがないと何も供給できないのです。

日本には離島が400以上あり、60万人以上の人々がそこに暮らしています。実は日本の海底には無数の海底ケーブルが布設されていて、たくさんの人々が毎日を生きるために、1日たりとも欠かすことのできない、重要なインフラになっています。

淡路島にも沼島という離島がありますが、電気用に1本、通信用に1本、送水用に2本の計4本の海底ケーブルが布設されています。これがないと、電気もつかない、ネットも繋がらない、生活用水もないといった感じで、本当に現代的な生活が送れない環境になってしまいます。

当社では、そんな海底ケーブルを全国まさに津々浦々まで運んで、布設する仕事をしています。分類上は建設業・海洋土木になりますが、言ってみれば「海の仕事」ですね。

日本の離島に暮らす60万の人々の生活を、リアルに担う仕事!では、日本にはまだまだ海底ケーブルが届いていない離島はあるんでしょうか?

たくさんあります。それに仕事は新しく海底ケーブルを布設するだけではありません。何十年も経過したものもありますから、劣化具合を調査する作業も必要ですし、地震などで損傷した箇所の修繕や交換作業もしなければいけません。また、ケーブルを長持ちさせるための防護工を施工する事もあります。

当社では、これまでより飛躍的に安全で効率よく海底ケーブル布設ができる、GPSによる航行機能を使った特殊な作業台船を2隻保有していますが、全国でもこれを保有している会社は、大手通信会社2社を含めても全部で4社しかありません。しかも、狭い海域にも入って行ける小型のものは当社ともう1社しか保有していません。

だから、やらなければいけない仕事はキリがないんですよ。

重要な仕事なのに、そんなに会社の数が少ないなんて!もしかして、入社すると一年中、全国各地の海へ出張することになりますか?

そんなことはないです。実際の海底ケーブル工事には、色々な役割を持った会社が関わっていて、例えばケーブルの端を陸揚げする会社、ケーブルの接続作業をする会社、工程の中でケーブルにブイを取り付けるダイバーさんの会社などがあります。

陸揚げの準備や作業をする会社は、それこそ何週間も前から現地入りしていることもありますが、当社の担当するケーブル布設の作業自体は、数日ほどで終わることが多いです。ですが、数キロに及ぶこともある海底ケーブルは大きすぎて陸上運搬できませんので、ケーブルを作った遠方の工場から、台船で現地まで運搬するのにも数日かかることはあります。

過去には2ヶ月連続で沖縄の西表島─鳩間島、竹富島─石垣島と、2箇所で工事をしましたが、その時は日立や千葉からケーブルを台船で運んだりして、ちょっと大変でしたね。

たまにある大きな現場だと長期間、海の上で生活ということもありますが、それはそれで楽しいというか、海の仕事の醍醐味というか。

ずっと海の上ではないけれど、海に出ると何日かは帰らないということですね。では陸にいる時は結構ヒマですか?(笑)

陸にいても仕事はたくさんありますよ!工事が決まったら、現場の海底のデータを元に、どのルートでケーブルを布設すればいいか計画したり、機材を準備したり。当日、可能な限り短時間で効率良く作業を終わらせるには、事前の準備がとても大切です。

海という、大自然を相手にした仕事ですので、色々な問題が起こってすぐに壁が立ちはだかります。でも考え抜けばどこかに道はある。常に戦い続けることを考えて、想定外だったということがないよう、常に二重三重の準備をしています。

その他にも、技術訓練、勉強、機材の整備など、現場のない日もやることは山のようにあります。

特に、新入社員の方は資格の取得もあるので毎日忙しいですよ。2020年には、とにかく船の操縦ができる仕事をしたいと、現場や建設に関わる経験は全くのゼロで入社した女性社員がいますが、半年で玉掛け、巻き上げ、フォークリフト、クレーンの資格を取っています。入社前から船舶1級の資格を持っていましたが、もしなければそこに船舶免許も追加されますね。

入社半年でそれだけの資格を取るんですか!?まだ仕事もわからないことばかりのハズですが、スピードがハンパないですね。ちなみに、仕事はやはり危険なんでしょうか?

正直、常に危険が潜んでいます。海という偉大な存在に立ち向かっていく仕事ですから、いつ何が起こるかわかりません。だからこそ、日頃から徹底した訓練が必要です。資格取得は訓練をするのに必要な、最低限のスタートラインですね。

ケーブル布設の現場では、色々な役割を持ったプロが安全に対して万全の配慮をしながら、卓越した技術を使って全員がワンチームで仕事をしています。万が一どこかで事故が起こると当然ですが工事も止まり、離島の人々にとって命の綱と言える海底ケーブルの布設ができなくなります。

海底ケーブル布設の仕事では、自分の命の安全だけでなく、離島の人々の生活と命も守らなければいけません。24時間、電気が必要な医療器具を使っている人もいます。通信設備が機能していなければ、外部と連絡を取ることができない人もいます。水については説明はいりませんよね。だから絶対に事故は起こせないんです。

でも、工事が無事に完了した時の達成感はとても言葉では言い表せません。現場にいる全員がガッツポーズで成功を心から喜び合います。島の人々から感謝の言葉をもらい、これでみんな不自由ない生活を送れるんだと思うと、この仕事をやっていてよかったなと感じます。

冒頭で話したように、海底ケーブル布設ができる会社は日本にほとんどありません。本当に「自分たちにしかできない!絶対に自分たちがやるんだ!」と意識していますし、離島で暮らす人々の希望を背負った、誇りを持てる仕事だと断言できますよ。

自分たちにしかできない……。めちゃくちゃカッコイイですね。海の上の仕事、なんだか憧れてしまいます。では、今後の会社の展望などありますか?

いま世界中で、CO2排出をおさえるために再生可能エネルギーの開発が行われていて、日本では海の上に風車を浮かべる、洋上風力発電を増やす計画が進んでいます。そこで、海の上で発電した電気を、陸上に送電する海底ケーブルが必要になってきますが、これまでに布設してきたライフライン用の海底ケーブルとはまた勝手が違います。

これまでにはない新しい布設技術が必要になりますし、経験したことのない困難もたくさんあることでしょう。

でも、次世代のために環境を守るこの仕事を、これまでと同じように、「自分たちにしかできない!絶対に自分たちがやるんだ!」という気持ちで挑戦していきます。社内でよく「関海事の海底力そこぢから」というフレーズを使っていますが、まさに腕の見せどころですね。

未来をつくる仕事なんて、ワクワクしてきますね!最後に、大変で危険だけどやりがいは無限大のこの仕事、どんな人が向いていると思いますか!?

海が好きな人ですね!海が大好き、海で仕事がしたい、この気持ちが一番大事です。何も遮るものがない海の上での仕事なので、夏は暑いし冬は寒い。初めのうちは船酔いもするし、何日も船の上で生活することもあります。

でも海が好きなら、つらいことも耐えられます。技術が身について一人前のプロになれば、人々の命と生活を守るという使命感もついてきます。そうやって、つらいこと苦しいことをを乗り越えた先にある達成感や感動は、何にも代えがたいものですよ!

海の底で繋いでいるのはケーブルではなく、離島で暮らす人々の明日と未来。たくさんの希望を背負いながら、プロフェッショナルたちが汗を流す海の上の闘いの場。他の会社では味わえない喜びと感動がここにはある!関海事工業所の仕事、見てみませんか。

ホンネで教えて、社員さん!

船舶本部

佐々木さんに
一問一答

会社の好きなところはどこ?
まず、皆さんがやさしいです。こんなに人間関係がいい会社ってないんじゃないかなって思います。そして世のため人のためになるお仕事を皆で一致団結して取り組んでいる雰囲気が好きです。
入社前後で変わったところ(会社の印象)は?
印象的に変わったところはあまりないです。
会社説明会の時に、社長から熱い思いをお聞かせいただいていたので、入社してからも、思っていたとおりの会社で安心しています。
仕事のおもしろさって?
自分がやりたいこと・挑戦したいこと、そして今持っている技術を併せて、ギリギリ越えられるか越えられないかのラインのお仕事を任せていただけるので、日々充実感があり、できたときの達成感はたまりません。
工事については初めて聞く単語が多く分からないことばかりですが、毎日吸収できることがたくさんあり、新鮮さを常に感じることができます。
今後挑戦したいことは?
今は資格にたくさん挑戦して、自分ができること・会社に貢献できることを増やしていきたいと考えています。
あとは前職がウェブサイトの作成や企画提案などをしていたので、会社の認知向上や情報発信など、もっと関海事を世に知っていただけることに挑戦したいです。
どうして淡路島の会社を選んだの?
淡路島だから選んだということではないのですが、自分がやりたいと考えていた「小型船舶の操船」、そして「自分の技術が世のため人のために役立てる仕事」という両方の希望にマッチしていたので応募しました。淡路島には行ったことがなかったのですが、この仕事ができるのであれば、場所は関係ないといった気持ちでした。
淡路島で大好きな場所はある?
実はまだ本社と港の往復しかしたことがないので、淡路島のことはまだ全く知らない状態です。ただ、移動中の車から見える海や明石海峡大橋が日によっていろんな表情を見せてくれるところがお気に入りです。
プライベートの過ごし方は?
船に乗っている間は自分でご飯を作ることがないので、お休みの日はストックしていたレシピに挑戦しています。
求職者へ一言!
船のお仕事・出張中の船での生活ってどんな感じだろう?とイメージが沸きにくいかと思いますが、想像以上に心地いいです。
少しでも気になる内容があれば、ぜひ一度見学に来ていただき、関海事の雰囲気を実際に感じていただきたいです。

わが社のシーン集めました

  • ブレイクタイム
  • メンテナンスはOK?
  • モニュメントと一緒に
  • 最前線
  • 作業終了後の風景
  • 作戦会議
  • 社員旅行で全員集合
  • 前進前進
  • 南の島の送水管

会社早わかりデータ

  • 誇れる数字

    2

    日本国内でDPSシステムとターンテーブルを装備した台船は5隻あり、そのうち2隻を保有しています。
    ※DPS(ダイナミックポジションシステム)
    台船に装備した4基のスラスターをGPSの測位情報と潮流や風などをコンピューター制御し、海面で静止する事ができ、本来留まるのに必要な錨が不要。
    作業範囲の縮小化、作業日数の短縮化か図れる。また、大水深や航路内等の錨を使用出来ない場所での作業に威力を発揮します。
  • 会社を動物で表すと

    たこ

    たこが地形にあわせて体形や色を変えるように、さまざまな現場の海に対応できる力。潮の流れにも負けず、海底に吸盤に吸い付く忍耐力。明石海峡のたこが有名なので、地元としてはそんな「たこ」になりたいです。
  • 従業員数

    40

  • 平均勤続年数

    9.6

  • 男女比

    男性
    88%
    女性
    12%

  • 会社の自慢

    うちの会社は淡路島で1番
    いや、日本で1番の海底線を布設する
    会社です

    地域限定や他に主とした業務を行っている事業所は国内にも数社ありますが、海底線を専門としている事業所は関海事のみです。ゆえに関海事の活動エリアは日本全国、北は北海道から南は沖縄まで、日本の島々のライフラインを支えているんや!と自慢できます。
  • おもしろ制度・取り組み

    毎朝の朝礼は当番制です、前日の当番が翌日の当番を指名します。当番は朝礼の始まりに「一言コメント」を全員に伝えます。これは何でもありで、業務に関することだったり、自身の慶事を発表したり、昨晩みた夢の話や、失敗談など面白いコメントが出る時もあります。
  • 今後の野望

    いつまでも社会に必要とされる会社でありたい。
    社員と社員の家族がハッピーになれる会社でありたい。

代表者ってこんな人

海底ケーブルがつなぐ未来と絆!日本の未来に大きく関り、貢献し、誇りをもって一緒にその先を創りましょう。

代表取締役関 勝

誕生日 1963年01月16日
血液型 A型
出身高校/
部活
育英高等学校/
硬式テニス
出身大学/
サークル
東海大学/
洋弓部
趣味 読書、歴史探訪
宝物 家族
好きな映画 大脱走
座右の銘・
好きな言葉
失敗と書いて、せいちょう(成長)と読む。

若手職員のからのメッセージ

  • 会社の好きなところは?

    会社の好きなところ
    どんな些細な事でも真剣に心から指導してくれる先輩、上司がおり、みな技術力が高い。
    自分の長所は活かし、短所は皆で助け合いカバーしようという会社の風習。
    様々な島々で仕事を行え、各地の料理や風土を満喫できる。

    おすすめポイント
    人々のライフラインに直接関係する仕事をこの偉大な海と共に出来ること。
    毎日同じ表情を見せない海の景色を体験してみてください。

    海洋本部海事部海事技術科  男性

会社概要

所在地 〒656-2401 兵庫県淡路市岩屋1080番地
代表電話番号 0799-72-3174
創業・創立 1906年
資本金 2,000万円
売上高 2019年3月期 8億5,904万円
2020年3月期 9億7,253万円
2021年3月期 17億6,639万円

勤務条件

給与
  • 大卒:205,400円
  • 短大卒:189,800円
  • 専門卒:189,800円
  • 高卒:177,000円
昇給 年1回
賞与 年2回
諸手当

通勤、職務、作業、扶養、役職、潜水、現場、運転、休日、時間外

勤務地 所在地に同じ
勤務時間 8:30~17:30 (実働7時間20分)
休暇
  • 年間休日:105日
  • 休日:週休2日制
  • 有給休暇:6ヶ月経過後10日
  • 慶弔休暇、出産休暇、育児休暇、夏期冬期休暇 各5日間程度
福利厚生

雇用、労災、健康、厚生、退職金共済

免許 普通自動車第一種運転免許
定年 60歳まで(再雇用制度有 65歳まで)

採用情報

担当課名 総務部
直通電話番号 0799-72-3174
メールアドレス office@sekikaiji.co.jp
入社後の流れ

座学、必要最低限の資格取得(玉掛、巻上講習等)
3カ月の試用期間中はOJT担当がつき、基礎知識を習得
その後、先輩社員らと共に実際の工事に入っていきます。

みなさんのご応募、お待ちしています!

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