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株式会社岡田シェル製作所

かぶしきがいしゃおかだしぇるせいさくしょ

  • 製造業
  • 淡路市
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社宅・社員寮あり職場見学OK平均残業時間が月20時間以内資格取得支援制度ありジョブローテーションあり研修制度あり産休・育休あり時短勤務制度あり制服支給あり教育制度あり奨学金返済支援制度導入企業完全週休2日制高卒採用あり男性比率が高い平均年齢30代手に職をつける商品開発体を動かすのが好き企画力が活かせるクリエイティブものづくり1人で黙々と作業ができるBtoB新商品・サービス開発に積極的淡路島では知名度高し企業サイト・採用サイトあり企業SNSありシェアNo.1や特化した技術・サービスを持っている
受賞実績
成長期待企業(2020年) 淡路市制15周年記念に係る一般表彰(2020年)

【国内トップクラスの技術・生産能力を持つ砂型メーカー】
日本が世界に誇る油圧機械、ターボエンジン、大型船舶エンジン……。当社はそんな機械部品を造るときに必要な砂型を造っています。奈良時代から続くこの技術は、機械を造る上で一番初めに必要なものであり、ものづくりの原点ともいえる大事な仕事です。また、半導体の製造装置や、手術支援ロボットのフレームとなるアルミ合金鋳物の製造も行っています。はじまりの島、淡路島で日本のものづくりを支え、社会の発展に広く貢献しています。

会社のこと、ねほりはほりインタビュー

これって、アート?!

日本のものづくりを守るため、
世界一難しいと言われる技術に
チャレンジしつづける

この方にお話を伺いました

専務取締役岡田 将武

「砂型(すながた)」って初めて見ました。めちゃくちゃかっこいいですね。原寸大のプラモデルの部品みたいな精巧なアイテムがどんどん作られていて、びっくりしました。砂型で作られているあのアイテムは、実際何を作るときに使われているんですか?

多いのはエンジンですね。某人気自家用車のエンジンにうちの砂型を使ってもらってますし、一番大きいものだと、甲子園6個分くらいの大きさの超大型タンカー船のエンジンとか。ああいうのって、外からは見えませんが、内側の形状が複雑なんですよ。

エンジンの内側の型を砂で作っている、ってことですか?

そう、そう。ちょっと想像しにくいか…。「砂型」って、見たことも聞いたこともない人がほとんどでしょうね(笑)。実際、最後は形が残らず、もとの砂に戻るのが「砂型」の真骨頂なので、しょうがないのですが。

もとの砂に戻る? んですか??

そうなんです。ざっくり言うと、砂型の上から高温の鉄やアルミを流し込む。砂は保温性があるので、高温の金属がゆっくり固まっていく。金属が固まっていくと同時に、砂粒同士の結びつきがほどけていく。そうなるように、砂型は熱で蒸発する樹脂製の接着剤を入れて砂を固めてあるんですよね。鉄やアルミが固まりきって、金属の形が完成する頃には、砂型は形をとどめずさらさらになった砂だけがそこに残っているというわけです。「砂型」は砂に戻ることで目的を果たすんです。ちなみに、その砂は再利用できます。

破壊と再生…。なんだか芸術的ですね。砂型がポツンと置いてあるとアート作品みたいにも見えるのはそれが理由なのか。映画の「エイリアン」の模型に使われてそうな形のものもありました。

ハハハ。外からは見えないものを作っているし、砂型だけを見ると何が何なのか分からないから、アートっぽいかもしれませんね。そもそも、カーブが多かったり、狭さや薄さが多様だったり、形状が複雑すぎて「金型」ではできないようなものに「砂型」を使うんです。

確かに金型であの感じを出すのはかなり難しそうですね。時間もめちゃくちゃかかりそう。

あとは大きいものも「砂型」ですね。お寺の鐘とか大仏とか。日本の「砂型」の原点は奈良の大仏ですから。現代では、工業製品の製作過程で使われるのがほとんどで、「砂型」のトップレベルと言えば、ドイツか日本です。

「いい空洞つくります」というキャッチコピーをあちこちで見かけました。その意味がすこしずつ分かってきたような気がします。空洞にいいも悪いもあるのかとまだちょっとしっくりこないのですが。

“いい”空洞であること。そこがうちの強みなんです。単なる空洞は砂型で作れますが、どんな空洞なのか、が大事なんですよ、本当に。例えば、私たちが作っている砂型の中に、建設機械の「コントロールバブル」という油圧部品があります。これは「機械の脳」、もしくは「機械の心臓」なんて呼ばれていて、機械の要の部分に使われます。同時に、「鋳物(いもの)の王様」とも言われるような部品です。あらゆる不良が出る部品でもあって、油圧部品の中で作るのが世界で一番難しいと言われています。一つ作るのに51個の砂型を必要とします。

油圧部品が複雑な形状を形作るのは当たり前で、その内側に詰まりがないとか、内側の表面がザラザラしておらず、どれだけ美しいかも重要なんです。実際にその部品で作られたエンジンが動いた時に、影響しますからね。そこまでこだわって作られた砂型かどうか。砂型を 作るとき、一瞬で砂を吹き込むんですが、その一瞬で間違いなく砂を吹き込めるか、みたいな人間の技術力が問われます。

なんかそれ、めっちゃ難しそうなんですけど…

難しいですよ。その世界で一番難しいと言われている砂型部品は、日本ではうちに発注が来ます(笑)。製品を仕上げるにあたって失敗のリスクが大きいので、同業者はみんな、嫌がるような形状のものが、うちに回ってくるんです。そうなると、発注がうちに集中するので、”難しい”製品を”大量に”生産できる規模も必要になってきます。砂型に関して世界でトップレベルの技術を持つと言われている日本ですが、この規模で砂型をつくっている会社ってほとんど存在しないんですよ。従業員が100人を超える企業は西日本でも5社しかありませんからね。

そんな難しい技術なのに、こちらの会社って若い人が多いですよね?

確かに。同業者もうちに来るとそこに驚きます。

しかも年々人が増えていますよね。

採用と教育に、力入れてるんです。ちょっと理由があって…

えっ。何ですか?

世界に誇る国内最大手の機械メーカーさんがメインの取引先なのですが、実は7年前にそちらの会社から大量の発注が来て…。嬉しい悲鳴を上げたいところだったんですが、さすがに人が足りないので断るしかなかったんです。そうしたら、「この仕事が海外にいってしまったら、この先は価格競争で叩き合いになって、ちゃんとした技術者の未来が危うくなるだけだ。日本が誇るものづくりを一緒に守ってほしい」と……先方のものづくりへの情熱に共感し、奮起して採用に力を入れたんです。それで5年で50人増やしました。

すごい。少しホッとできますね。

いや、それが今度は5年前にまた更なる増産依頼があって…。今度は工場を一つ増やさせてもらいました。

ま、またですか? しかも工場新設って…。嬉しい悲鳴、上げっぱなしじゃないですか。

しかも、少し前にもともとお客様だった、半導体の部品や医療器具のアルミ部品をつくっている会社をM&Aさせてもらったんですが、その会社にも同じく増産依頼をいただいて(笑)。売上は2.5倍くらいになっています。

アルミニウム加工の会社ですよね。砂型を作って売っていた相手をM&Aしたんですね。

社長がご高齢で悩まれていたのと、私たちの方にも、一度使うと原型をとどめず砂に戻る砂型だけじゃなく、形に残るものも作りたい(笑)という気持ちがありまして。あと、砂型の先にある、アルミニウムの流し込みの技術というものがこの会社は素晴らしくて、それも魅力的でした。

3DスキャナーやCADの設備も整え始めていると聞きました。

そうですね。砂型だけにこだわらず、砂型の事業を補完したり、新しい流れには対抗せず、共存していく方向で進んでいきたいと思っています。

オフィスにカフェみたいなやたらオシャレな場所がありましたけど、あれもその一つですか?

あれはまた違うんですが(笑)、食堂兼休憩所です。キッチン付きの。社内イベントのために、キッチンもつくりました。みんなでカレーを作って食べたくて。

あの大きな寸胴鍋は、やはりカレーですか。キッチンというより、飲食店の厨房でしたよ。食堂ではなくカフェですし。

父親である社長と意見がぶつかるくらい、こだわりました。うちでの仕事は、ハードでタフな仕事であることは事実です。でも、本質的には、日本のものづくりを継承していくというミッションも担っています。日本が誇る技術を継承し、何十年も残っていく会社にしたい。それを支えるのは絶対に、“人”なんです。それを実現していく仲間には、少しでも快適に仕事をしてもらいたい。職場が楽しいと思ってもらいたい。そのために、皆でコミュニケーションができる機会を増やしたくて。うちで働いている人たちを幸せにしたい、その想いを込めて工場を新設するタイミングでこの社屋もしっかり作りました。食堂だけじゃなく、オフィスや会議室にも、風通しがよくて働きやすい会社で在れるよう気を配ったつもりです。

どんな人がこの仕事に向いていると思いますか? やはり器用でないとだめですか?

手先の器用さに応じて担当は考えているので、そこは問題ないと思います。修練のための努力は求められますけどね。器用というよりは、機械の音から変化を読み取れたり、砂を吹き込む音で、砂の量が適切か判断できたり、そんな気付くセンスがある繊細なタイプとか、難しいものを形にしていくのが楽しいと思うタイプの人が伸びていますね。

レゴとかプラモデルで大作に挑むタイプの子どもだったとかですかね

そういう人は向くでしょうね。あと、成長するのが好きな人にも向いていると思います。作る型の形状もどんどん変わりますし、難易度が高いものしかうちにはないので、精度の高い仕事を大量にこなしていくことになるので、この世界のエキスパートへの道がひらかれています。

特に重機のエンジンなんかはパワーの問題で、自動車みたいなEV化は当分の間は無理でしょうし、少なくとも今の若い人が現役の間は砂型の需要がなくなることはないと思います。世界のどこかでショベルカーやブルドーザーが動いている限り、うちの仕事はこれからも増えていきますね。

若いリーダーもたくさんいますし、チームに分かれて技術を磨く文化もできています。世界に誇れる技術を身に付けたい。業界のリーディングカンパニーで経験を積みたいなら、ぜひうちに来てくださいね。

世界に誇る技術を有する企業が淡路島にあるとは!! この岡田シェル製作所は、各国の経済インフラを支える、まさに縁の下の力持ち。世界中の街づくりや物流などに自分が携わることになり、メイドインジャパンの品質の期待に応えていくこのミッションにチャレンジしてみませんか?

ホンネで教えて、社員さん!

改善PJチーム兼自硬性製造課

藪田さんに
一問一答

会社の好きなところはどこ?
自分たちで考えて行動させてくれるところです。現場の意見を吸い上げてくれますし、改善案を形にするところまで任せてくれます。
入社前後で変わったところ(会社の印象)は?
黙々と仕事をしているイメージでしたが、休憩中のコミュニケーションが多く、社内の雰囲気が良いです。
仕事のおもしろさって?
試行錯誤して生産性UPや品質向上ができるところです。
今後挑戦したいことは?
みんなに喜んでもらえるような現場改善に挑戦したいです。
どうして淡路島の会社を選んだの?
生まれ育った淡路島の企業で、自分も一緒に成長できたらと思ったからです。
淡路島で大好きな場所はある?
実家付近から見る瀬戸内海の夕日です。子供のころから変わらず奇麗なままで癒やされます。
プライベートの過ごし方は?
子供と公園へ行ったり、釣りに行ったり淡路島の自然を満喫しています。
求職者へ一言!
難しいと思うこともありますが、しっかり教えてくれる先輩がいっぱいいます。一緒に成長していきましょう。

わが社のシーン集めました

  • カレー1
  • カレー2
  • コウノトリ
  • フットサル
  • 試合風景
  • 社員旅行
  • 新年会
  • 第二工場休憩室
  • 自動販売機

会社早わかりデータ

  • 誇れる数字

    15

    私たちの生活の発展にはかかせないショベルカー。当社は、ショベルカーの各パーツにエネルギーを送る、機械の心臓部ともいわれるコントロールバルブを造るための砂型を造っています。そのシェアはなんと世界15%!淡路島から世界規模の仕事を発信しています。
  • 会社を動物で表すと

    ラクダ

    砂漠で生き抜くため、脂肪をたくわえたコブをつくる、砂除けにまつげを伸ばすなど、砂漠仕様に進化を遂げたラクダ。当社も砂型業界をけん引する存在になるべく技術力を磨き、IT技術を取り入れるなど、多角的に進化することで差別化を図ってきました。私たちの製品はそんな向上心のカタマリです。
  • 従業員数

    92

  • 平均勤続年数

    5.5

  • 男女比

    男性
    80%
    女性
    20%

  • 会社の自慢

    うちの会社は淡路島で1番
    近くでコウノトリが見られる
    会社です

    本社の目の前はのどかな田園風景が広がっており、田んぼの真ん中に立つ高い電柱のてっぺんには、国の特別天然記念物であるコウノトリの巣があります。小さかった雛が独り立ちして、空を飛んでいくまでの成長の過程を間近で見られて感動します。
  • おもしろ制度・取り組み

    製造業ですが、社内に本格的なキッチンが完備されています。みんなでワイワイとカレーや親子丼を作って食べるイベントを開催しており、今後もみんなで美味しいご飯を食べる予定です!
  • 今後の野望

    働く人に!
    地域に!
    取引先企業に!
    愛され信頼される、日本一の砂型メーカーになる!

代表者ってこんな人

ものづくりの原点から世界を変えていく面白さを一緒に味わいましょう!

専務取締役岡田 将武

誕生日 1981年07月15日
血液型 B型
出身高校/
部活
兵庫県立津名高等学校/
水泳部
出身大学/
サークル
関西外国語大学/
バスケットボール
趣味 自転車、ゴルフ
宝物 出会い・経験
好きな映画 弱虫ペダル(アニメ)
座右の銘・
好きな言葉
温故知新

若手職員のからのメッセージ

  • 会社の好きなところは?

    働く人たちの温かさです!関東からの移住で不安もありましたが、皆さんが気さくに声をかけてくれて、あっという間に会社に馴染めました。社員同士の仲は良いですが、イベントへの参加は希望制ですし、その人にあった距離感で働けるのが気楽で良いところです。
    それから、忙しくないときはほぼみんな定時で帰っています。アフター5が充実し、ゆとりのある生活ができるのも好きなポイントです。

    管理部  女性

会社概要

所在地 〒656-2156 兵庫県淡路市大町下408
代表電話番号 0799-62-6098
創業・創立 1970年
資本金 1,000万円
売上高 2021年6月期 7億9,600万円
2022年6月期 7億8,300万円
2023年6月期 7億2,000万円

勤務条件

給与
  • 院卒:210,000円
  • 大卒:202,000円
  • 短大卒:186,000円
  • 専門卒:186,000円
  • 高卒:170,000円
昇給 あり
賞与 あり
諸手当

食事手当・夜勤手当・家族(扶養)手当・通勤手当・役職手当

勤務地 淡路市大町下408(本社)・大町下16(第二工場)
勤務時間 8:00~17:10 (実働8時間)
休暇
  • 年間休日:119日
  • 休日:土・日・その他会社カレンダーで指定する日
  • 有給休暇:入社日に付与(日数は入社月による)
  • 2023年度実績:最大9連休
福利厚生

奨学金返済支援制度・資格取得支援制度・制服貸与・借り上げ社宅あり(島外出身者対象・その他条件あり)

免許 必須 普通自動車運転免許(AT可)
定年 60歳まで(再雇用制度有 65歳まで)

採用情報

担当課名 管理部
直通電話番号 0799-62-6098
メールアドレス recruit@okada-shell.co.jp
入社後の流れ

新人社員研修・OJT研修を経て本配属。入社して8カ月~1年経過後にフォローアップ研修を実施。

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