弊社は、食品業界・化学業界・医薬品業界・その他の産業向けの各種ステンレスタンクおよび付帯設備の製造に特化した会社です。
お客様が目指している省力化や自動化を達成するため、単に図面通りに製品を製造するのではなく、お客様のご要望をしっかりとヒアリングし、より効率的・効果的な方法を設計段階から提案する……この設計段階でのソリューション提案力が50年以上の実績を誇る、弊社が選ばれる理由の1つです。
また、付加機器組み付けや各種後加工を含め、設計から製造・完成までの全ての工程を工場内で一貫生産できる体制も整っています。
株式会社キド
かぶしきがいしゃきど
- 製造業
- 洲本市
- 食堂あり教育制度あり研修制度あり産休・育休あり制服支給あり完全週休2日制島外転勤なし高卒採用あり男性比率が高い平均勤続年数10年以上平均年齢30代手に職をつけるものづくり体を動かすのが好き企画力が活かせる淡路島では知名度高し企業サイト・採用サイトありシェアNo.1や特化した技術・サービスを持っているBtoB
- 地域未来牽引企業(2020年)
会社のこと、ねほりはほりインタビュー
島の歴史にステンレスタンクあり!お店に並ぶアノ商品も
キド製タンクで作られている!?まずステンレスタンクの設計製造という事業についてお聞かせください!
はい。その前に、ステンレスタンクについては面白い淡路島の歴史があるので、少し話してもいいですか?
明治時代、現在の南あわじ市に資産家の長男として生まれた田中萬米(まんべい)という人がいたんです。若いころから、米や麦を作っていた淡路島の農家の収入が一向にあがらないことを憂慮して、千葉が発祥の酪農をいち早く淡路島の三原地域に導入しました。
最初は牛乳の消毒や瓶詰めはすべて手作業だったので販売量にも限界があり、農家の収入にはあまりつながらなかったようです。そこで、日本中を回った末に千葉の乳業会社と交渉して、淡路島に牛乳工場を誘致したんです。
神戸大阪の大消費地があったので牧場も工場もどんどん拡大、牛乳を運ぶ輸送缶および貯蔵タンクがが大量に必要になりました。そこで、旧緑町の植田鉄工所がタンクを作るようになりました。当社も最初は鋤(すき)や鍬(くわ)を作る農機具店でしたが、植田鉄工所の指導の元でタンク製造を始めて以来、50年になります。洲本や南あわじには今でもタンクを作る会社が点在しています。
「花とミルクとオレンジの島」というキャッチコピーにもある淡路島の酪農に、そんな歴史があったんですか。タンクの製造は島の発展を支えた、とても重要な産業ですね。
もちろん、同じような経緯でタンクの製造を始めた会社は全国にいくつもありますが、当社は食品・化学・医薬向けの製品を作っています。わかりやすいところで、食品ではどなたでも商品名を知っているようなチョコレートやマヨネーズ、紅茶や中華スープの製造工場で当社のタンクが使われています。
CMもやっていますし、みなさんも実際に一度くらいは商品を手にしているのではないでしょうか。スーパーで買物しているときにパッケージに書いてある製造場所を見ると、自分たちが作ったタンクを納品した工場だったりします。自分たちの仕事が世の中の役に立っているのを実感できるので、そこは誇れるところですね。「うちの会社のタンク使ってるぞ!」と、普段の生活で家族にも自慢できます。
それなら、「会社で作った」ではなく「自分が作ったタンク」っていう場合もありますよね!それは自慢したくなりそうです!
食品工場では必ずと言っていいほどタンクは必要ですし、大勢の人の命を守るワクチンを製造するのにもタンクは必要です。タンクは生活の中で色々なものに使われていて、それを目にする機会も多いので、社会貢献度は高いですよ。
ワクチンも作るのにタンクが必要なんですね!でもさきほど、全国でタンクを作っている会社は多いと伺いましたが、キドの特徴は何かありますか?
当社は営業、設計、製造、完成まで一貫してやっていますが、そこは強みになりますね。営業は最小限の人数で、どこかから引き合いがあった時の対応係という場合や、製造工程の中の一部を外注している会社も多いです。その点、当社は電話などで色々な会社に営業をしてどんどん攻めながら、製造も全て自前でやっているので、より細やかな要望に応えることができたり、効率的に製造できたりします。スウェーデンのアルファラバル社という会社と技術提携もしてますし、ステンレスの加工技術はトップレベルだという自信はありますね。
ですが、食品・化学・医薬と、用途によってタンクの仕様も様々ですし、それに取り付ける圧力や温度を管理する器具も様々ですので、現状、当社の技術でも全ての要望にお応えできている訳ではありません。今後さらに技術力を高めていく必要はあります。
ちなみに、当社で初めて営業未経験で採用した、3年目の大卒入社がいますが、もう何社か新規開拓してくれていますね。この業界はリピート注文も多いので、一社でも新規開拓できると結構大きいんですよ。
いつも全国を飛び回っていてほとんど淡路島にいませんが、普段あまり訪れる機会のない土地に行ったり、そこの名物を食べたりして、仕事を一所懸命に頑張りながらも楽しんでいるようですね。
技術職だけでなく、営業職まで新卒採用されてるんですね。一貫生産なら仕事の種類も多いでしょうし、色々なスキルが身に付きそうですね。ところで、気になる会社の雰囲気はどうでしょう?
できるだけ社内の風通しがよくなるような雰囲気づくりをしているので、結構みんな言いたいことはハッキリ言いますよ。率直な意見が出てくるのでありがたいですね。もちろん、先輩は後輩に丁寧に教えるようにも指導しています。
教えることについては、当社は根気強い方じゃないでしょうか。ベトナム人の実習生も、最初は会話だけならカタコトでなんとか成立しますが、ほとんど漢字が読めないので、漢字を教えるところからだったりします。でも、現場のみんなも教えるのが大変と言いながら、数年たつと立派な戦力になるように仕上げてくれています。日本の文化が大好きな実習生が多かったので、しっかり働いてくれている感謝の気持ちを伝えようと、プライベートで近くの竹林から竹を切りだして流しそうめんをしてあげたら喜んでいました。
営業未経験の新卒も、最初は電話口でもうまくしゃべれない日が続きましたが、先輩が根気強く教えてくれていましたよ。
若い社員だけでなく、ベテラン社員についても本人が仕事をやめたいと言うまで、何歳になってもどこまでも付き合いますし、社員全員に対してとことん向き合っていくようにしています。
しっかりと社員に目を向けていることが伝わりますね。社内イベントはあったりしますか?
社長の私が肉を焼く、社内BBQがあります。人数も肉の量もどんどん増えていくので、26kgの肉のカタマリを丸焼きできるグリルを自社で作りました。前日から仕込みをするのですが、そこまでの量となると簡単には焼けなくて、半日かけてグリルで肉を回転させながら焼いてもまだ中まで火が通らないこともあって、大変です。
あと、焼きそばを美味しく焼くのに、鋼材屋さんから3cmを超える厚みの鉄板を仕入れてきて、リフトで吊り上げてセッティングしています。やはりブ厚い鉄板で焼くと違いますね。食事はより美味しい方が交流も弾みますから。
自社でグリルを開発するとか、どこに技術を使ってるんですか!(笑)人力であがらない鉄板といい、これは淡路島で一番の社内BBQかも知れません……。では最後に今後の展望をお願いします!
タンクの需要はその時その時によってどんどん変わるんです。それこそ冒頭の話の通り、淡路島のタンクの歴史は牛乳から始まりましたが、いまはワクチン製造で大きな需要があります。そしてこれから電気自動車が世の中に広がれば、車を動かすリチウムイオン電池の製造でもタンクの需要は大きく伸びます。
そういった時代の流れに対応できるよう、もっと営業力をあげて常に世の中にアンテナを張り巡らせ、そしてどんなタンクの要望にも対応できるように、技術力を向上していきます。
酪農という、淡路島にとって重要な産業と共に歩んできた、ステンレスタンク製造の歴史。積極的な営業活動から製品の完成まで一貫製造を手掛ける会社で、常に変化する世の中の様々な需要に対応するキドで、淡路島で一番かも知れない社内BBQを楽しみながら働きたい方は、一度見学をしてみては!ホンネで教えて、社員さん!
営業部 営業2課丸本さんに
一問一答-
会社の好きなところはどこ?
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私は入社して3年目です。営業未経験の入社で、まだまだ日々わからないことばかりですが、上司・他部署の方が丁寧に細かく教えてくれます。時には厳しいことを言われますが、自分の成長のためにたくさんアドバイスをして下さる環境が好きです。
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入社前後で変わったところ(会社の印象)は?
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淡路島にある企業でこれほど関東、関西、中国・四国地方など全国各地に出て営業すると思っていませんでした。また、大手ゼネコン・エンジニアリング会社や食品・医薬品メーカーと取引があり驚きました。
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仕事のおもしろさって?
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お客様が求める製品を部署間で連携をとりながら作り上げていくのがおもしろいと感じます。またお客様は東京や神奈川、大阪、中国・四国地方など全国各地で、自分の知らないところに行くのは新鮮でおもしろいですし、お客様によって考え方や求められることが違うので日々勉強になります。
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今後挑戦したいことは?
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私の営業活動のほとんどが新規顧客の開拓です。3年目で2社新規開拓出来ましたが、10社目指していきたいです。バルククーラーや蒸気釜に次ぐ、新しいOEM製品の契約に挑戦していきたいです。
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どうして淡路島の会社を選んだの?
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当初は島外企業をメインに就職活動をしており、内定も頂いていました。しかし友人から「淡路島に帰って就職しよう」と言われて島内でも就職活動を始めました。食品や医薬、化学などいろんな分野・顧客に挑戦しているキドに魅力を感じ入社しました。
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淡路島で大好きな場所はある?
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由良から洲本市内までの海岸線です。
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プライベートの過ごし方は?
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小学1年生からサッカーをしてきましたので、社会人チームに入り週末は練習や試合をしています。フットサルもしています。
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求職者へ一言!
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キドで製造した製品で、皆さんが普段口にしている食料品(飲料、調味料、乳製品など)・医薬品(ワクチン、点滴剤など)が製造されています。それに留まらず、現在は電池分野・環境分野にも挑戦しています。「幅広い分野にものづくりとして携わりたい」、「新しいことに挑戦したい」という方をお待ちしています。
わが社のシーン集めました
会社早わかりデータ
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誇れる数字
40m
冷凍食品用のフリーザーで全長40mの機械を製作したことがあります。大きな機械にも自分たちの力で挑戦する、そんなマインドがキドにはあります。 -
会社を動物で表すと
変幻自在なカメレオン
食品・医薬・化学、どの業界から見ても見え方が違う、色々な色がある会社です。社員全員で創り上げ、時代に応じて変われる会社で今後もあり続けたいと考えています。 -
従業員数
80人
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平均勤続年数
13.9年
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男女比
- 男性
- 86%
- 女性
- 14%
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会社の自慢
うちの会社は淡路島で1番
国際的な
会社です弊社はスウェーデンのアルファラバル社との技術提携で牛乳の冷却タンクを製造しています。他にも、ベトナム人実習生と一緒に作業していたり、過去には台湾の会社に先代の社長が技術指導をしていたこともあるなど、国際色豊かです。 -
おもしろ制度・取り組み
年2回行われる社内のバーベキュー大会では、鉄板で社長自ら肉を焼き振舞っています。皆で肉を囲むことで普段、交流がない他部署とも話すことができ、活気につながっていると思います。皆で意見を出し合い、夏には打ち上げ花火やかき氷を作ったり、イベントをよりよいものにしようと年々変化しています。 -
今後の野望
ワクチン・電池など様々な新分野とされる業界で実績のある世界的企業に成長する。
代表者ってこんな人
時代は変化する、常にチャレンジ代表取締役木戸 清隆
誕生日 1953年11月09日 血液型 O型 出身高校/
部活兵庫県立三原高等学校/
英語部、物理・化学部出身大学 明治大学 趣味 ボートでの魚釣り 宝物 家族 好きな映画 『男はつらいよ』シリーズ 座右の銘・
好きな言葉決して諦めない 若手職員のからのメッセージ
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会社の好きなところは?
日常生活の中で自分の関わった商品に出逢うことができる、そんなところが会社の好きなところです。例えばスーパーに出かけるとお菓子売り場のチョコレート、調味料コーナーでは中華スープ、飲料コーナーでは紅茶などの製品がキドのタンクから作られています。
また、自由に意見を言う体制なので自分が挑戦したいことを積極的に発言していけば会社側も応えてくれる柔軟さ・風通しの良さがおすすめポイントです。総務部 総務課 男性
会社概要
所在地 〒656-0101 兵庫県洲本市納201 代表電話番号 0799-22-7275 創業・創立 1947年 資本金 1,750万円 売上高 2021年4月期 14億1,792万円
2022年4月期 15億9,079万円
2023年4月期 14億4,716万円勤務条件
給与 - 大卒:217,900円
- 短大卒:202,920円
- 専門卒:202,920円
- 高卒:187,940円
昇給 年2回(8月・12月) 賞与 年2回 諸手当 通勤手当/54,000円まで 家族手当/配偶者15,000円・子供10,000円 時間外手当・資格手当 その他、成績に応じて業績手当あり
勤務地 本社/兵庫県洲本市納201番地(転勤なし) 勤務時間 8:00~17:00 (実働8時間) 休暇 - 年間休日:115日
- 休日:完全週休2日制
- 有給休暇:6か月経過後10日
- 当社カレンダーによる休日、夏季、GW、年末年始
福利厚生 各種保険完備/雇用・労災・健康・厚生年金 社内制度/退職金制度あり・労働組合あり・制服無償貸与・マイカー通勤可・慶弔見舞金制度・定期健康診断(年1回)・永年勤続表彰制度・団体3大疾病保障保険 加入・オフィスグリコ・オフィスおかん・オフィスヤクルト導入 等
免許 普通自動車免許(AT限定 可) 定年 60歳まで(再雇用制度有 70歳まで) 採用情報
担当課名 総務部 総務課 直通電話番号 0799-22-7275 メールアドレス kido@kido-corp.com 入社後の流れ 【入社式・配属先の通知】
↓
【新入社員研修】
・新入社員研修(朝の1時間)
座学や職場体験、当社の一員としての意識・心構えの確立を図るとともに、必要な基礎的知識を習得します。
・エルダー制度(随時)
年齢の近い先輩社員が、新人社員の職場戦力としての早期育成(業務遂行能力はもちろん、社会人・組織人としての基本動作、チームワーク力の修得)を図ります。(その他)
今後を担う社員には「中堅社員研修」や幹部候補生には「管理者研修」などもあります。みなさんのご応募、お待ちしています!