周りを海に囲まれた淡路島。海からの贈り物・・・。古来より製塩が盛んだった淡路島にて、海水と海藻の旨味が凝縮された「淡路島の藻塩」を現代の衛生管理の基、再現。
1999年から藻塩製造を開始し、業務用と一般家庭用を製造販売しており、全国のスーパー、大手食品会社、コンビニエンスストアほか、淡路島の観光施設、海外にもお届けしています。
株式会社多田フィロソフィ
かぶしきかいしゃただふぃろそふぃ
- その他製造業
- 南あわじ市
- 職場見学OK産休・育休あり研修制度あり私服OK育休取得率90%以上資格取得支援制度あり高卒採用あり女性比率が高い平均年齢30代男性比率が高いものづくり体を動かすのが好き営業企業サイト・採用サイトあり淡路島では知名度高し
会社のこと、ねほりはほりインタビュー
実はあなたもヘビーユーザーかもしれない?!目指すは、世界一の引き立て役。
藻塩で淡路島を世界に広めていく。御社の主力商品である「淡路島の藻塩」、めちゃくちゃ人気ですよね?! 淡路島のお土産コーナーでは必ずと言っていいほど目にします。県外でも売れているんですか?
ありがとうございます! 藻塩って塩のなかでもニッチな存在なのですが、実は、藻塩の製造会社は全国20社くらいあるんです。そのなかで当社のシェアは約70%まできました。2003年頃に「塩ブーム」が来て、そのあたりから全国で販売できるように力を入れてきました。並行して商品開発も進めて、今は藻塩だけで8種類の商品があります。
淡路島で最古の法人だとも聞きました。でも、藻塩を始めたのは最近なんですよね?
藻塩の製造はもう20年やっていますが、2023年で創業350年を迎えたので、確かに最近ですね(笑)。私で11代目になります。創業当時は綿屋業で、5代目で分家し、その後に家畜のエサとなる飼料や米穀、麦、コーヒーなどの商いを始めました。第二次世界大戦が始まって、いったん米穀業のみに特化するんですが、戦後に飼料商を再開し、1960年代から食品を少しずつ扱い始めました。阪神淡路大震災も経験し、1998年に塩と機能性食品素材の原料を扱う会社に業態転換しました。
いくつもの時代をサバイバルしてきているんですね。
そうですね。藻塩を始めた当初は、小売のことも本当に何も知らなかったので、行き当たりばったりで必死で乗り越えてきました。塩ブームが来て、ネットで大量注文が来たので「よし! 全国のスーパーで買えるようにしよう!」といきなり東京支社まで作って乗り込んだのですが、そもそも小売店の商品棚にどうやって商品が並んでいるのかなんてことも分かっておらず、撃沈しまして。約1年もの間、売上ゼロというのを経験しました。でも、その間も徹底的に営業をしていたのが功を奏して、徐々に置いてもらえるお店が増えたところで、テレビに取り上げられて在庫完売という逆転劇に。その時は、首都圏の販売店の棚から“藻塩”が消えたという現象まで(笑)
座右の銘は「成せば成る」でしたよね。そのまんまですね。
でもブームの波と共に小売の売上も落ち着いてしまって……
え? そうなんですか?
そのタイミングで、2006年に東京オフィスを大きい所に移転して、スタッフも10人に増やして、食品加工会社や飲食店に向けた業務用の藻塩の販売に一気に勝負を懸けました。研究に研究を重ね、業務用藻塩として開発した商品が大ヒットして、今やうちの売上の約80%は業務用の藻塩なんですよ。
またそんな熱い展開……!!!!!! 業務用の“藻塩”? どういう所で使われているんですか?
お客様は幅広くて、日本を代表する高級寿司店から、スーパーに並ぶハムやベーコンなどを作る食品加工会社やファーストフード店まで網羅しています。大手コンビニのおにぎりやホットスナックに使われている藻塩は、まあ、ほとんどうちの商品かと……。ちょっと名前は出せないのですが。
(藻塩の使用商品の実例をオフレコで聞く)うわ、本当にすごい! 知らないうちに、みんな一日に一回は御社の藻塩を口にしているって言っても過言ではないですね。しかも「淡路島の藻塩を使っています」と書いてある商品がこんなにあるとは……。高級スーパーのオリジナル商品にまで進出しているんですね。
改めて考えてみると、加工・調理に塩ってほぼ必ず使われていますもんね。使う量はちょっとですが、安定率は高い商品ですね。しかも、もともと専売制で守られてきた業界で、営業や商品開発について積極的な動きは少ない世界のような気もします。あと面倒な商品でもあるので大手は参入してきません。
面倒な商品って、どういうことですか?
安定した品質基準を保持するのが面倒って言えばいいんですかね。自然由来の原料から常にきっちり同じものを作って提供しないといけませんが、機械に頼るのも限界があります。熟練した職人の目視と手作業による工程が省けない商品ですから。このあたりに関してかなりアグレッシブにこだわってきたことが今につながっていると思います。
確かに微調整だらけで大変そうですね。
最初は自分たちもそういうことすら分かっていなかったのですが、みんなの地道な営業努力のおかげか、大手企業の方とお話することが増えて、取引先の求める基準の高さに合わせて、僕らも品質を改良してきたんです。よりよいものをより低価格に、と。この繰り返しのなかで、お客様のニーズに関する相当の情報量が集まったし、果敢に攻め続けた結果、うちの品質基準がどんどんレベルアップしていって、多くの方々に安心して選んでもらえているという状況です。
この短期間で、かなりたくさんの大手企業からの信頼を勝ち取ったんですね。
地道にパワフルに、失敗も成功も次に活かして、必死で前進する日々です。業界の中では、うちが首都圏の食品展示会に一番出展しているかもしれない(笑)。シーフードからパンまで、ライバル社が出てない展示会まで、全て出展して力に変えてきました。
大手企業だけでなく、飲食店ともたくさん取引されていますが、そちらはどのように攻めたんですか?
基本は同じで、これでもかと試作をぶつけて、フィードバックを、それは厳しいフィードバックを頂きながら(笑)、商品開発に反映させてきました。塩って、うまけりゃいいってもんじゃない。表に出てはいけない。料理を邪魔しちゃいけないんですよね。いかに素材を引き立てるか、全体のバランスに貢献できるかなんです。そのあたりを味に厳しいお店で勉強させてもらったので、今のようにたくさんの飲食店にも支持していただいていると思います。
飲食店のメニューでも「淡路島の藻塩を使った」と書いてあるメニューが確かにありますね。海外にも進出されているんですよね?
新型コロナ前は、日本食レストランがそれぞれ3,000軒ほどある国やエリアのタイやニューヨークで使われており、特にニューヨーク・ロサンゼルス・バンコク市内などは100軒以上あり、その他、シンガポール・香港・マレーシアなど、いろいろなお店で、「淡路島の藻塩使用店」の木札看板が掛かっています。
淡路島の認知度、めちゃ上がるじゃないですか!
淡路島の名を世界中に広めることがうちの野望ですから。世界一の引き立て役を目指して行きます。
あと、海外では藻塩だけじゃなく、出汁(だし)も売れているんです。
出汁もあるんですか?
うどんもあります。どっちも塩が味の決め手に結構かかわるでしょ?
出汁とうどん、淡路島で売られているの、見たことないですが……
このふたつは国内では戦わないことに決めてるんです。国内でとても有名な出汁を販売されている企業さんが、実はうちの業務用の藻塩を使っていただいているんですよ。ただ、うちの藻塩を使った出汁の可能性を試すことをやってみたくて、自社商品としてこだわり抜き、製品化しました。これらについては、海外で営業頑張っています。ありがたいことに、生産が追い付かないこともあるので、製造にも、もっともっと力を入れたいです。
淡路島で作られたものがそうやって、国内のみならず、世界で使われているわけですね。
そうなんです。これだけ世の中に出回っているものが、機械を使う部分はありますが、半分は、手作りです。職人の現場は決して楽ではありませんが、やりがいはありますし、営業職含め、やる気さえあれば、活躍の場に年齢は問いません。製造担当から直接、商品のブラッシュアップの企画書をもらったりすることもあります。
どんな難題があっても「みんなで何とかしよう」という空気感・団結力があります。丹精込めて作った淡路島の藻塩を、ぜひ一緒に多くの人へ届けましょう!
話を聞いているだけで、こちらまで熱くなってくるくらいの熱量を感じます! 時代に応じて、ベンチャースピリッツで荒波を幾度も乗り越えてきたこの会社。日本の伝統的な調味料を作り、淡路島の名と共に、世界に広げ届ける仕事は、やりがいのかたまりに違いありません。ホンネで教えて、社員さん!
製造部松廣さんに
一問一答-
会社の好きなところはどこ?
-
働きやすいように環境整備をしてくれるところと、部署間の隔たりがなく仕事の相談がしやすいところです。
-
入社前後で変わったところ(会社の印象)は?
-
製造している藻塩の種類が多いことに驚きました。
-
仕事のおもしろさって?
-
出来たばかりの藻塩が香り高くて、藻塩の種類によって香りが違うのがおもしろいです。
-
今後挑戦したいことは?
-
作業一つひとつを素早く丁寧にこなしていくことです。
-
どうして淡路島の会社を選んだの?
-
地元でものづくりの仕事をしたいと思ったからです。
-
淡路島で大好きな場所はある?
-
海岸線です。晴れの日は海がきれいです。
-
プライベートの過ごし方は?
-
製造部は体力仕事なので、休日は家でゆっくりとくつろいでいます。
-
求職者へ一言!
-
料理に欠かせない“塩”を作る職場です。企業理念である「いのちむすぶよろこびのばづくり」を一緒にしていきましょう。
わが社のシーン集めました
会社早わかりデータ
-
誇れる数字
4日
弊社の主力製品「淡路島の藻塩PREMIUM」は、約4日間かけ塩職人が丹精込めて煮炊き上げた藻塩です。「淡路島の藻塩」は、日本で最も古い製塩法「藻塩焼き」をヒントに現代風にアレンジ、衛生管理の基、丁寧に作り上げております。プロの料理人にも多数高評価をいただいております。 -
会社を動物で表すと
白虎
じっくりと土台を固め、強い意志と揺るぎない信念を持って着実に前進していく。
正義感、責任感が強く、正しいと思ったことはとことん追及する。
-
従業員数
23人
-
平均勤続年数
6年
-
男女比
- 男性
- 50%
- 女性
- 50%
-
会社の自慢
うちの会社は淡路島で1番
歴史のある
会社です弊社は、2023年に淡路島で創業して350周年を迎える老舗企業です。「淡路島の藻塩」という製品で、取引先は、全国ネットの大手食品メーカー、商社、コンビニ、レストランチェーン等でございます。東京にも支社があり、淡路島で生産したものを東京、大阪等で営業し、北海道から沖縄まで、また海外にも「淡路島の藻塩」を流通させています。塩という食品では小さなジャンルですが、業界内の伸び率が圧倒的に高い会社でございます。世界中に流通するべくチャレンジしている企業です。 -
おもしろ制度・取り組み
2007年11月 兵庫県内老舗企業ランク10位となりました。創業1673年 のちに三越となる越後屋の創業と同じです。淡路島で綿屋業として始まり、飼料、米穀、麦、コーヒーetc。昭和の時代には、酪農が盛んな淡路島で飼料畜産業、そして現在の藻塩製造販売会社へと変遷していく。時代時代に応じて、ベンチャースピリッツで業態転換を図り現在に至る。 -
今後の野望
「淡路島の藻塩」という「淡路島」を前面に出した弊社の主力製品。これまで「淡路島」を日本全国に広げるべく、藻塩を通して活動して参りました。昨今は米国NYはじめ、LA、シンガポール、タイ、香港、マレーシア等、海外の数か国に進出しており、更に「淡路島」のネーミングを広げるべく世界中のレストラン、食品メーカー、コンビニ等に活動しております。工場を増床する計画で、更に伸長させて参ります。
代表者ってこんな人
我々と一緒にこの誇るべく「淡路島」を世界中に広めませんか?代表取締役社長多田 佳嗣
誕生日 1965年09月06日 血液型 A型 出身高校/
部活兵庫県立三原高等学校/
放送部趣味 ゴルフ 宝物 非公開 好きな映画 非公開 座右の銘・
好きな言葉成せば成る 若手職員のからのメッセージ
-
会社の好きなところは?
①丹精込めて作った淡路島の藻塩を、多くの人へ届けようという気持ちからどんな難題があっても「皆で何とかしよう」という空気感・団結力があります。その思いの強さが、長く継承されている理由だと思います。あとは何といっても、商品が美味しい!!食べたらハマリます!!
②製品は商品ごとに作業手順が違うので覚えることが多いですが、仕事でわからないことがあれば気兼ねなく先輩方に相談でき、一つ一つ丁寧に教えてくれます。仕事をしていくうちに効率的に動くことができるようになり成長が感じられます。①業務部 ②製造部
会社概要
所在地 〒656-0425 兵庫県南あわじ市榎列小榎列271番地の1 代表電話番号 0799-42-2231 創業・創立 1673年 資本金 7,000万円 売上高 非公開 勤務条件
給与 - 院卒:業績による
- 大卒:業績による
- 短大卒:業績による
- 専門卒:業績による
- 高卒:180,000円
昇給 年1回 4月 賞与 年2回 8月 12月 諸手当 通勤、職務、役職、特別、成果報奨金、時間外
勤務地 本社、東京支社 勤務時間 8:30~17:30(実働7時間40分) 休暇 - 年間休日:105日
- 休日:日、祝、土(年間カレンダー有)
- 有給休暇:6ヶ月経過後 10日
- 慶弔休暇、出産休暇、育児休暇、介護休暇、夏季休暇、冬季休暇
福利厚生 雇用、労災、健康、厚生、資格取得助成制度
免許 普通自動車第一種運転免許 定年 60歳まで(再雇用制度有 65歳まで) 採用情報
担当課名 業務部 直通電話番号 0799-42-2231 メールアドレス f-takata@e-moshio.com 入社後の流れ 新入社員研修後、製造現場で約1ヶ月の研修を経て、適材適所の場所へ配属
みなさんのご応募、お待ちしています!
-