会社情報
イロドリはぐくむ

株式会社北坂たまご

かぶしきがいしゃきたさかたまご

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職場見学OKインターンシップあり私服OK産休・育休あり島外転勤なし代表者が40代商品開発接客1人で黙々と作業ができる企画力が活かせるクリエイティブものづくりみんなでわいわい作業ができる体を動かすのが好きBtoB企業SNSあり多角的な事業展開新商品・サービス開発に積極的淡路島では知名度高しBtoC

「たまごまるごとプリン」というスイーツを加工販売。第一次産業の北坂養鶏場をブランディングし「北坂養鶏場 直売所」の運営をしています。
「ファーマーズマーケット」などのイベントに生産者として出店して、お客さんとの距離感を大切にしています。

会社のこと、ねほりはほりインタビュー

おいしいものを作るんじゃない

おいしく食べてもらうことが
僕たちの仕事。

この方にお話を伺いました

代表北坂 勝

玉ねぎ以外で「メイド・イン・淡路島」ブームを作ったお一人だという印象がありますが、やっぱりそういう熱い思いが昔からあったんですか?

いや、まったく(笑)。すみません、全然そんなこと考えていませんでした。今もそういうの、ありません。子どもの頃から、夢はサラリーマンでした。

サラリーマン?

生まれた瞬間から、養鶏場の跡継ぎとして育てられていて、そのこと自体が嫌であんまり前向きじゃなかったんですよね……。

でも、看板商品のひとつ、「たまごまるごとプリン」は北坂さんご自身が手掛けたんですよね?

そうです。たまたま大阪の友人のつながりから誕生した商品なんですけど、「卵だけでもこの先難しいだろうな、このプリンが売れれば、卵も売れるかな」と思って始めたんですが、プリンが売れても卵の売り上げには全然つながらなくて。結果、「卵とプリンは別なんだ」って気づきました。

このあたりから「淡路島の北坂養鶏場」というブランディングが始まってますよね?

「たまごまるごとプリン」を始めて半年ほど経ったころ、父が他界したんです。そこから自分が養鶏場もやることになりました。いろんな人に知ってもらうにはどうしようと試行錯誤をするなかで、出会ったデザイナーさんがブランディングを大切にする人で。「まずは看板を作ろう」と思っただけでしたが、「誰に?」「何をつたえたいの?」「自分はどうしたいの?」と根掘り葉掘り聞かれ考えているうちに、自分の想いもどんどん出てきて、今の原型ができました。

前向きになれたんですね(笑)。

やっと分かってきた、という方が近いでしょうか。自分が舵を握ることになって初めて、価値に気づき始めたんです。他の養鶏場に行ってみたりして、「普通は日本の鶏を使ってないんだ」「餌も全然違う」「うちみたいな鶏を選んでいるのって、国内では4%しかいないんだ」などなど、ようやく分かって。ずっとそれが当たり前だと思って生きてきたんで、まったく目を向けてなかったんですよね。他の養鶏場との違いに気づいて、「これを生かそう!」とブランディングがどんどん進んでいきました。

今では兵庫・大阪を筆頭に各地の飲食店で「淡路島の北坂養鶏場のたまごを使っています」というメニューを目にします。イベントでもよくお見掛けしています。

飲食店さんやパン屋さんとは、大きい黄身とコシの強い白身でパンやケーキ、料理に向く「さくらたまご」のお取引が増えました。あと、卵かけご飯に合うような濃厚な黄身の「もみじたまご」は、神戸市西区にある販売所で一般の方々にも購入いただいています。どちらも一般に多く流通している外国産鶏ではなく、純国産鶏の卵です。

島外にも卵の販売所があるんですね?! 淡路島内の卵の自動販売機も、初めて見た時はびっくりしました。結構いろいろな所にありますよね。やっぱり、ここまで人気なのは餌や水などもこだわっているからなのでしょうか。やっぱり味に違いがでているんでしょうか。

うーん。どうなんでしょう。そこは、分からないですね。

え? 分からない? でも「北坂さんのたまごは美味しい」って言われますよね?

そう言っていただくことはあるんですけど、僕は、他の卵と味の違いが分からないです。正直言って。

いや、そこは、「うちの卵は他よりおいしい」って言ってくださいよ(笑)! 餌とか水とか、鶏舎も瀬戸内海のミネラル豊富な風が鶏に届くようにこだわっているそうじゃないですか。

いやいや、確かにそうですが、そもそも「おいしいもの」を作ろうとはあまり思ってないんです。かといって、適当にやっているわけじゃないですよ(笑)! 「今日死んだとしても後悔はない」というくらい、毎日全力で生きてます。でもね、「おいしい」を分解した結果、「おいしい」にこだわるのをやめたんです。

一説では「おいしい」と人が感じるのって、「舌:1割・目:5割・耳:3割・その他:1割」らしいんですよ。これには納得できるなと思っていて。人によって「おいしい」ってすごく違うし。

「おいしいものをつくる」じゃなくて、「おいしく食べてもらう」が、自分たちの仕事だって、思ったんです。だったら、目と耳から入る情報も大事にしよう。お客様が「好き」って思えて「大事にしたい」って思えるものにしよう。安心や信頼が宿る空間にしよう。結果、作る人が大切に扱ってくれて、美味しく作ろうと思って使ってもらえる卵にしよう、そのためにはどうすればいいのかな、ということをずっと考えてきました。

鶏舎の見学も受け入れているんですが、これもすごく喜んでもらっています。どんな思いでどんな風に作っているというお話をさせてもらって、実際に見てもらうと、お客様の「なぜ私がこの卵を使うのか」にたどり着くんですよね。そういう情報がつながって「おいしい」が届く。その気持ちで作るからよりおいしくなる。「僕たちができる味付けは、これなんだ」って。

急にメッチャいい話じゃないですか。北坂さんが若い人から人気があるのが理解できました。

そうなんですか? そうだといいけど。

「社長と先輩の人柄がよくて決めた」「職場の人間関係がいい」という話をたくさん耳にしました。新しく入ってくる人は島外の人がほとんどなんですよね?

新入社員は、ほぼ島外ですね。同世代の子が多くて、次に多いのがお父さんお母さんの世代で、すごく優しくしてくれるから働きやすいっていうのは僕も聞きます。「接客が好き」「自分で企画してやってみたい」「もくもくと作業したい」と、いろいろな人が自分のペースで活躍しているのは確かです。僕も積極的に任せますしね。今も入社1年目の子に、バウムクーヘンの商品開発を任せています。

おお! 他にもこれからの展開をきかせてください。

僕たちがやりたいことには、「イロドリはぐくむ」というテーマがベースにあります。革命的だったり、新進気鋭なことではなくて、皆の中にもともとある感覚だったり、日常にあったりするものだったりのなかに、気づいただけで豊かになることってあると思うんです。卵を始めとして、僕たちの何かをきっかけに、それを大きくしていくということを、これからも、やりたいです。

「こんなの意味がない」と、昔の自分が思っていた、この仕事。ちゃんと見てみたら、本当は意味があった。大事なことだった。「自分のやっていることが、大事なことになるように」、そうやって価値を高めていくことをした結果、いろいろな人に呼んでもらえるようになって、必要とされるようになってきました。その究極は、僕たちのことを知ってもらって、ファンになってもらって、働くメンバーになることです。僕らの価値は、ここにいる人なんです。こういう風に一緒にやりたいと思ってくれる人を増やしていきたいと思っています。

「僕は何もできないんです。ただ、人に生かされている。縁が舞い込んできて、縁でここまでやってきています」と話す北坂さんは、きっと天然の人たらし。実は2年前に鳥インフルエンザで大変だった時があり、その時も、友人アーティストやデザイナーたちによる「キトサカプロジェクト」が立ち上がり、鶏がいなくなった養鶏場を盛り上げる活動が繰り広げられました。そんな魅力ある人たちと夢を持って一緒に働きたい人に、ぜひおすすめです!

ホンネで教えて、社員さん!

販売/催事

淺原さんに
一問一答

会社の好きなところはどこ?
自分のペースで仕事ができて、フリーダムな環境がとても気に入っています。 
入社前後で変わったところ(会社の印象)は?
島外のイベントなどでお客様と接していて、思っていたより、北坂養鶏場が有名だったことです。
仕事のおもしろさって?
イベントなどで自分がコミュニケーションを取ったお客様が実際に買ってくださったり、他愛のない会話でお客様と親しくなれたりするところです。
今後挑戦したいことは?
新しい商品の企画と実現です。
どうして淡路島の会社を選んだの?
淡路島に惹かれたというよりは、この会社に惹かれて今があります。「ここならやりたいことをやらせてもらえそう!」と思いました。
淡路島で大好きな場所はある?
夕焼けと海が綺麗な西海岸です。
プライベートの過ごし方は?
神戸でパン屋巡りをしたり、関西でライブに行ったりしています。
求職者へ一言!
美しい景色と美味しい生産物にあふれている淡路島で、自分らしく、楽しく、働きましょう! 

わが社のシーン集めました

  • GPセンターでの様子
  • ひよこ
  • 餌を均等に入れているところ
  • 鶏さくら
  • 鶏舎スタッフさんと鶏
  • 自販機へたまごを補充
  • 直売所のスタッフさん
  • 直売商品
  • 島の土(鶏糞)を田んぼに撒いているところ

会社早わかりデータ

  • 誇れる数字

    4%

    北坂養鶏場で育てている鶏は、「淡路島さくら」「淡路島もみじ」という2種類の「純国産鶏」という日本の鶏。今の日本に日本の鶏は、わずか4%しかいなくなってしまっているのです。失われつつある日本の物の大切さを、育んでいく会社でありたい。工業製品のように消費されていっているたまごを、生き物から生まれてきて届けられているという事を感じ、興味をもっていただけるきっかけを、北坂養鶏場のステキな取り組みからつくっています。
  • 会社を動物で表すと

    育てている動物も鶏なので、やっぱり「鶏」ですね。鶏は飛ぶ事が得意ではない動物です。北坂たまごも地に足をつけて、毎日一歩づつ前へ進んでいく会社です。鶏は成長するまでは、最初はたまごから殻を破ってひよこが生まれます、そこから成長して中雛、大雛になり、大人の鶏になります。まだまだ、たまごの新入社員からベテランの鶏まで、色々な人がいる家族のような、にぎやかな会社です。
  • 従業員数

    30

  • 平均勤続年数

    15

  • 男女比

    男性
    40%
    女性
    60%

  • 会社の自慢

    うちの会社は淡路島で1番
    有名なプリンをつくる
    会社です

    「たまごまるごとプリン」という、たまごの殻を割らずに中身をプリンにした不思議なスイーツをつくっています。自社農場の北坂養鶏場で採れたてのたまごを使ったプリン。生産から加工、販売まで一貫してお届けしている人気の商品です。
    Farmers Marketなどのマルシェにも参加して、生産者として色々な人と繋がっています。料理人やパティシエのファンも多く、淡路島にたまごを求めて来てくれる人気の養鶏場です。
  • おもしろ制度・取り組み

    北坂養鶏場で育てている鶏は、たまごだけではなく糞をして、糞から「島の土」という堆肥になります。その「島の土」を使ってお米を育てています。その工程を新入社員が中心になって、手で田植えをして収穫します。収穫したお米は新入社員の生活のお米にしています。たまごの支給もあり栄養面でもスタッフをサポートしています。月に1回はスタッフでお昼ごはんを食べたりイベントを企画したりと、スタッフで一緒に過ごす時間を大切にしています。
  • 今後の野望

    田舎からは若い人が少なくなってきています。しかし、この淡路島でしか経験できない事はたくさんあります。生き物を育てるというゼロから、色々な可能性を生み出す若い人が集まる場所にしたい。
    都会で暮らしていた人や、元々田舎に住んでて都会で暮らした人など、田舎で生き物と関わりながらの暮らしに興味をもってもらえるよう、生き物を育む事を軸に、様々な新しい可能性にチャレンジしていきます。

代表者ってこんな人

何気ない毎日が大切な日になるように、遊ぶように働く暮らし

代表/養鶏家北坂 勝

誕生日 1973年04月02日
血液型 A型
出身高校/
部活
兵庫県立淡路高等学校/
テニス
趣味 家族団欒
宝物 出会い
好きな映画 レオン
座右の銘・
好きな言葉
一期一会

若手職員のからのメッセージ

  • 会社の好きなところは?

    無理せず自分のペースで仕事ができます。皆さん優しいので、聞いたら嫌がらずに応えてくれます。仕事の話だけではなく、私生活や趣味のことをよく話ししたりするので、より親密になれます。

    直売所  女性

会社概要

所在地 〒656-1602 兵庫県淡路市育波1304−1
代表電話番号 0799-84-1510
創業・創立 2006年
資本金 1,000万円
売上高 2022年2月期 7,900万円
2021年2月期 5,900万円
2020年2月期 8,900万円

勤務条件

給与
  • 院卒:200,000円
  • 大卒:200,000円
  • 短大卒:200,000円
  • 専門卒:200,000円
  • 高卒:200,000円
昇給 あり
賞与 年2回
諸手当

通勤手当、残業手当

勤務地 兵庫県淡路市育波2442
勤務時間 8:00~17:00(実働7.5h)
休暇
  • 年間休日:87日
  • 休日:シフト制
  • 有給休暇:法定通り付与
福利厚生

健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険 お米・たまご支給

免許 普通自動車運転免許(AT限定可)
定年 65歳まで(再雇用制度有 75歳まで)

採用情報

担当課名 柴田
直通電話番号 0799-70-7267
メールアドレス chokubai@kitasaka.net
入社後の流れ

1~3ヶ月研修期間、歓迎会を経て、各部署に配属。

みなさんのご応募、お待ちしています!

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