会社情報
あなたのそばに。未来に。さぁ、日々、発想するタイルを。

東日本ダントータイル株式会社 淡路島工場

ひがしにほん だんと-たいる かぶしきかいしゃ あわじしまこうじょう

  • 製造業
  • 南あわじ市
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職場見学OKインターンシップあり完全週休2日制教育制度あり平均残業時間が月20時間以内制服支給あり年間休日120日以上産休・育休あり育休取得率90%以上研修制度あり資格取得支援制度あり高卒採用あり高年齢者雇用あり男性比率が高い平均勤続年数10年以上代表者が40代接客手に職をつける1人で黙々と作業ができる体を動かすのが好き企画力が活かせる事務クリエイティブエンジニアものづくりみんなでわいわい作業ができる商品開発BtoB企業サイト・採用サイトあり企業SNSあり新商品・サービス開発に積極的シェアNo.1や特化した技術・サービスを持っているBtoC

ダントータイルは、1885年(明治18年)に創業し、タイルの製造をしています。珉平焼をルーツとし、約140年前から兵庫県南あわじ市で土づくりから一貫したタイルづくりを行っています。これまでにない独創的な意匠で新たなタイルづくりに日々、挑戦しています。現在は明治~大正時代に日本国内のみならず世界中の空間を華やかに彩った和製マジョリカタイルをリバイバルし、タイルをより身近に感じてもらう活動もしています。

会社のこと、ねほりはほりインタビュー

挑戦し続けることが存続の秘訣!

今だからこそ
できることを積み重ね、
次の100年をつくる人になる。

この方にお話を伺いました

工場長中 徳応

今日は素敵なショールームでインタビューさせていただけるということで、ありがとうございます。隣は工場なんですよね?

そうです。淡路島にはここ福良と阿万に2つ工場があるのですが、ここは福良の工場に併設されている技術研究所で2019年にリニューアルオープンしたショールームとなっています

今年で創業138年目って本当ですか? そんな昔からタイルってあったんですか?

本当です。ただ、創業当初は茶器や花瓶など、食器を中心に作っていました

なぜ、食器だったのですか?

『珉平焼(みんぺいやき)』ってご存知ですか?

いえ、すみませんが、まだ食べたことがありません。

いや、食べ物ではなくて、『珉平焼(みんぺいやき)』という名の、器です。焼き物です。こういうの、見たことありませんか?

(写真を見せてもらう)ああ! おしゃれな器屋さんで見たことがあります。こう、つやつやしていて、独特な色合いの。

実は『珉平焼』は淡路島が発祥の地で、弊社のルーツでもあるんですよ

え、どういうことですか?!

この『珉平焼』は、江戸時代の後期に今の阿万工場がある場所で、当時は伊賀野村と呼ばれていた場所(現在の南あわじ市北阿万エリア)なのですが、賀集珉平(かしゅう みんぺい)によって始められた焼き物なのです。『淡路焼』とも呼ばれ、一世を風靡しました。その『珉平焼』を継承してできたのが、現在のダントータイルの前身である『淡陶社』なのです。

どうやってその食器がタイルに?

そもそも、その賀集珉平は最初から焼き物をやっていたわけではないんですよ。もともと、商売のセンスがあったのでしょうか、『淡陶社』以前に醤油醸造や漁業を営んでいたことがあり、どれも実績を残しているのです。その後、神戸港が開港して海外のものが日本に入ってくるようになり、今度はその中にあったイギリスのタイルに着目したそうです。当時の輸入品のタイルはとても高価だったそうなのですが、それを見て『これをもっと安く作れないか』と考え、タイルを作るようになったのです。結果的に、輸入タイルと同レベルかそれ以上の質の国産タイルを完成し、日本のタイル製造の先駆けとなりました。

珉平さんの持って生まれた商人魂と時代を読むセンスは凄そうですね。

そう思います。当時とても売れたのが『マジョリカタイル』で、国内だけでなく東南アジアなどへもたくさん輸出されたヒット商品でした。その後、関東大震災などの影響で、もっと丈夫な家を建てようという流れから、外壁用のタイルのニーズが高まったり、屋内の水回りにタイルを使うのが主流となって、タイル産業が繁栄しました。

水回りって、キッチンのことですよね?

現在の無地でおしゃれなキッチンのタイルというより、もう一昔前のタイルなのですが。キッチン横の壁にも花柄のタイルが貼られていたりする、今でいうレトロな感じのものです。あと、お風呂も、ユニットバスが登場するまでは、タイルが主流だったんですよ。

お風呂にタイルですか?

見たことないですよね、きっと。銭湯の大浴場の壁に富士山が描かれているのを、映画で見たことありませんか?

あります! 確かにタイルですね。

あれはタイルに絵付けしているんですよ。手描きです。それこそ、陶芸の技術をタイルに応用しています。

そんなところにも使われていたんですね。タイルって土からできているんですよね? 壊れやすいイメージがありましたが、そんなことないんですか?

おっしゃる通り、タイルは土を調合して成形して、焼いて作っているものです。種類はいくつかあるのですが、弊社で製作しているタイルは『磁器質タイル』といって、水が浸み込まず、清掃性と強度も高いタイプのタイルです。熱と水と汚れに強く硬いことから水回りを始めあらゆる場所に採用されています。弊社で作っているタイルで、車が上に載っても割れないようなものもありますからね。

そんなに硬く作れるんですか?

はい。衝撃などの物理的な力が加わり割れない限りは、半永久的な素材となります。そうやって用途に合わせて柔軟な設計ができるのがタイルの魅力の一つでもあります。海外の真似をする建造物が国内にも増えてきて、外壁に使える、薄くて硬いタイルを作れる数少ないメーカーとして売り上げも上がりました

凄い! またタイルでも成功したわけですね。

そうですね。でも、また、時代の波に追いやられる出来事があるのです。

何があったのですか?

そうやってヨーロッパのトレンドも押さえたタイル作りの中心だった宇都宮工場が、2011年の東日本大震災の影響で閉鎖になったのです

それは、大変でしたね…

当時は大変でした。ただ、それが今の新しい流れを生み出すきっかけになりました。このショールームも宇都宮工場閉鎖がきっかけで会社を再編した流れのなかで生み出されたものです。

東京と大阪、名古屋にもショールームはありますよね?

この福良工場にあるショールームは『技術研究所/モノづくり展示室』という名前が付いていて、私たちにとっては『研究拠点』なのです。単に現物を見せるためのショールームではなく、来てくださるお客さまと共同研究・共同開発をする場と捉えています。

東日本大震災までは、お客さまに良質なものを手の届きやすい価格で届けられるように、と大量生産することでそれを実現してきていたのですが、会社の再編時にこれまでとは違う方向に舵を切りました。先が見えていたわけでは全然なかったのですが、とにかく無我夢中で、『この状況のなかで自分たちが今できること、今しかできないこと、今だからこそできることは何だろう』と試行錯誤するなかで生まれたのが、お客さまのニーズに合わせた、お客さまごとのオリジナルタイルの製作という方向だったのです。

それが共同開発なのですね。

そうなんです。既製品のように大量注文ではない分、値段は上がりますが、お客さまごとにデザインのアレンジが可能で、少量でも製作を引き受けるようにしました。ここではそういった直接販売もしています。実際に、個人住宅、店舗、建築事務所、設計事務所、住宅メーカーまで幅広いお客さまとのコラボレーションが生まれています。以前より手間と時間を掛けて、オリジナリティとクオリティにこだわったタイルの製作に尽力しています。

ピンチをチャンスに、とはよく言いますが、まさに体現されたのですね。

失敗してもめげないことの大切さを身に染みて理解しました。失敗することを恐れなくなったというか。やっぱり言われたことだけやっていても何も生まれないということがよく分かりました。

思いついたことを怖がらずにやってみるって本当に大事ですよね。タイルの開発でも、遊びで作っていたら、たまたま良さそうなものができて、それを見て改良や工夫のアイデアが湧いて発展して形になることがあるのです。失敗しないように、とやっていたら、こういう発想が浮かぶ機会すらないわけですから。チャレンジなくして改革はないな、と思います。

失敗できる人、求ム! ということでしょうか。

それはちょっとハードルが高いですよね(笑)。仕事で失敗を恐れないなんて、最初はきっと難しいと思います。自分だってそうでした。だから、チャレンジしてみたいと思えるだけで、最初は十分です。でもやっぱり、失敗からが一番学べると経験上思いますし、失敗にどう対応したかで人は成長していくものです。失敗は次へのヒントの宝庫。最初のうちに大事なのは、失敗した時に支えてくれる仲間の存在ですよね。連帯感とコミュニケーション。職場にはそういう土壌があるので、飛び込んでくれさえすれば大丈夫です。

全国に拠点がありますが、淡路島の工場で働き始めて、その後に異動することも可能なのですか?

もちろんです。適材適所でその人のやる気と持ち味を活かすことを大切にしています。それに工場勤務経験は、実はものすごいアドバンテージになります。弊社の最大の強みは、自社工場で土づくりからタイル生産まで一貫した製造を行い、技術研究所で基礎研究からタイル・施工材の開発、アフターフォローまで全て対応できるところです。タイルメーカーの大半が、土は土屋さんから買い、釉薬は釉薬屋さんから買い、と分業制で回しています。

最初から最後まで社内だけで完結するなかなかないこの環境で、ものづくりの現場を知っているということは、どの部署でどのポジションになったとしても大きな財産になります。考え方も言葉も発想も、それがある人とない人では全く違うものになるでしょうね。

昔から本当によくダントータイルさんの名前を耳にしますが、歴史的にも、商品的にも、原点はこの淡路島にあるということですね。

そうですね。そして、原点を大切にしつつ、常に進化していけるように、いつ何が起こっても変化して対応していけるように、新しい風を入れることもどんどん増やしていきたいと思っています。ここではお客さまや観光客などの外部の方向けにマジョルカタイルや絵付けのワークショップなども開催していますが、インターン生を受け入れたり、食事会などを開いたりして、社員向けにも外部の人たちと関わる機会を設けています。外からの刺激を受けることで、社員の一人ひとりに新しい意識が芽生えるのを目の当たりにしているので、今後もそういった取り組みを積極的に増やしていこうと思っています。

なんだかとてもワクワクします。

ありがとうございます。一緒に成長して、一緒にできることを一つずつ増やしていきたいと思っているので、興味があればチャレンジしに来てください!

創業100年越えの老舗企業でありながら、新しい発想で業界をリードしているこの会社。この先100年をつくる一員になりたい人は、是非、ダントータイルのラボ兼ファクトリーで働いてみませんか?

ホンネで教えて、社員さん!

総務課

山本さんに
一問一答

会社の好きなところはどこ?
やりたいことに挑戦させてもらえ、自分が苦手な事については親身になってフォロ-してくれる優しくて面白い先輩がいるところです。
入社前後で変わったところ(会社の印象)は?
工場ということで、古臭い印象がありました。
入社して実際に働いてみると、歴史と伝統を継承しながらも、日々新しいタイルづくりを行っている事に感銘を受けました。
仕事のおもしろさって?
学生時代に習得した簿記や情報処理の知識を、現在の業務(人事・経理)に活かせるところです。また、その他業務として社内環境づくりを目的としたイベント企画・運営なども行い、ポップやミニチュア焼物の作成などで美術のスキルを活かしたり、社内外の多くの方々とコミュニケ-ションを深められ、人として成長できるのもおもしろさのひとつです。
今後挑戦したいことは?
昔は、お花見やクリスマス会、スポ-ツ大会等の社内イベントを行っていたそうです。現在実施のBBQ以外にも従業員・家族向けのイベントを企画し、復活させたいです。
また、地域との交流を深める活動も行っていきたいと考えます。
どうして淡路島の会社を選んだの?
産まれ育った淡路島で働きたいと思ったからです。
淡路島で大好きな場所はある?
地元の海。友だちと行っておしゃべりしたり、ひとりで行って波の音を聞いたり景色をみたりして、気分転換しています。
プライベートの過ごし方は?
ドラマ、映画鑑賞をして過ごしてます。
また、美術が好きなので展示会等にも行ったりしています。
求職者へ一言!
タイルは建材に使われるモノだけではありません。
新しい可能性を一緒に生みだしませんか? 

わが社のシーン集めました

  • 蛍光灯をリサイクル
  • わが社自慢のトイレです
  • Dantoの元祖、珉平焼
  • 初めてイタリア・ミラノで展示会
  • インテリアにも♪
  • どんざタイルで植木鉢
  • 福良から見える煙島!
  • 技術研究所
  • 復刻版!マジョリカタイルいろいろ

会社早わかりデータ

  • 誇れる数字

    1885

    1885年(明治18年)に「淡陶社」を創業し、1893年(明治26年)に「淡陶株式会社」を設立しました。日本郵船に次いで、2番目に設立された株式会社で、140年の歴史がある会社です。
  • 会社を動物で表すと

    孔雀

    1枚でもきれいな孔雀の羽は、ひとたび羽を広げると豪華で煌びやかな姿に変貌します。そのような姿が当社のタイルにも似ており、マジョリカタイルのように1枚でも綺麗なものがあり、また広く一面に貼られたタイルは空間全体を違った印象に変えることができます。美しい羽をもつ「孔雀」は災厄や子孫繁栄を象徴とされており、孔雀のようにこれからも末長く、人を魅了するタイルづくりに励んでいきます。
  • 従業員数

    55

  • 平均勤続年数

    22.6

  • 男女比

    男性
    76%
    女性
    24%

  • 会社の自慢

    うちの会社は淡路島で1番
    常識をぶっ壊す
    会社です

    一般的に工場といえば、暗い・冷たい・閉鎖的な印象を持ちますが、地域に密着したオープンな工場となるように、稼働している工場内の広大な空きスペースを利用して、マーケットや運動、ダンスなど様々なイベントを開催しています。今だからできるコト、今しかできないコト、といった発想の転換で、常識をぶっ壊していきます。
  • おもしろ制度・取り組み

    ①地域との交流活動を行っています。地元小学校の社会科見学として工場見学案内やショールーム見学(珉平焼やマジョリカタイル)、各種イベントにてタイルをより身近に感じてもらう活動に力を入れています。
    ②現場改善提案制度があり、現場からの意見も聴くことがあります。採用された場合は報奨金を支給しています。
  • 今後の野望

    およそ100年前、1000人を超える従業員によって淡路島から海外へマジョリカタイルが大量に輸出されていた時代のように、淡路島といえばダントー、タイルといえばダントーと国内に留まらず世界中から注目され、世界と繋がったモノづくりができる工場を目指す。建材だけではなくタイルの新たな価値を見出し、今までにない新たなコトやモノを提案し、業界を牽引していく企業になる。

代表者ってこんな人

歴史を未来に導く新たなコトを共に興そう!!

取締役 工場長兼技術部長中 徳応

誕生日 1978年04月05日
血液型 O型
出身高校/
部活
清風南海高等学校/
バスケットボ-ル
出身大学 京都工芸繊維大学
趣味 子どもとおでかけ
宝物 家族
好きな映画 もののけ姫
座右の銘・
好きな言葉
挑戦

若手職員のからのメッセージ

  • 会社の好きなところは?

    昔ながらの雰囲気がすごく漂う工場ですが、作っているものはとても綺麗で現代的なタイル。そのギャップが好きです。また、誰もが綺麗ね!と言葉にしてしまうものを作っているところに誇りを感じます。
    淡路島の特徴かもしれないですが、人がみな優しく、聞きたいときに聞け、優しく丁寧に教えていただけるので安心して仕事ができます。
    新しいことに挑戦し続けているところがおすすめポイントです。

    総務課  女性

会社概要

所在地 〒656-0531 兵庫県南あわじ市北阿万伊賀野1290
代表電話番号 0799-55-0250
創業・創立 1885年
資本金 6,000万円
売上高 2022年12月期 27億4,500万円
2021年12月期 27億4,870万円
2020年12月期 29億9,000万円

勤務条件

給与
  • 院卒:210,000円
  • 大卒:200,000円
  • 短大卒:179,000円
  • 専門卒:179,000円
  • 高卒:160,000円
昇給 年1回(1月)
賞与 年2回(6月、12月)
諸手当

通勤手当(全職種)、業務手当・住宅手当(事務系プロのみ)

勤務地 淡路島工場 阿万又は福良
勤務時間 8:00~17:00(実働7時間50分)
休暇
  • 年間休日:121日
  • 休日:職場により 木・日又は土・日
  • 有給休暇:入社6ヶ月後10日(法令通り)、半日・時間単位有給休暇あり
  • 各種特別休暇、育児・介護休業制度あり
福利厚生

健康・厚生年金・雇用・労災保険、退職金制度、財形貯蓄、技能職のみ昼食代補助あり

免許 普通自動車免許(通勤用)
定年 60歳まで(再雇用制度有 65歳まで)

採用情報

担当課名 総務課
直通電話番号 0799-55-0250
メールアドレス h-yamamoto@danto.co.jp
入社後の流れ

入社式・配属先通知(研修後の場合あり)

新入社員研修(基本)・・・ 会社概要、工場概要、就業規則等基本的な研修

各職場研修 ・・・ 各職場の業務について実地研修(順次 全職場にて実施)

配属先研修 ・・・ 配属先にて実務指導

備考

工場の立地は最高です。
阿万事業所の近辺には田んぼや玉ねぎ畑が多くのんびりした雰囲気です。
福良事業所から眺める景色は絶景で、心が穏やかになります。

みなさんのご応募、お待ちしています!

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